自由が丘全域で開催された大型イベント「Jiyugaoka marché」にて、子どもアートスクールを2024年5月25日〜26日の2日間で開催

Jiyugaoka ART Communityが主催する「子どもアートスクール」とは、服や車のデザイナー、現代アーティストなどを講師に招き、アートに触れる機会を提供するアートスクールです。 絵を描くのに コンプレックスがある子でも参加でき、手を動かす楽しさを発見できる体験型コンテンツとして無料で開催しています。

今回は、自由が丘全域で開催された「Jiyugaoka marché」にて、テキスタイルデザイナー・シミズダニヤスノブ氏によるシルクスクリーンのデザイン体験や、現役のカーデザイナーによる車のスケッチを描く体験、現代アーティストの奥山帆夏氏によるアートうちわ作りの3つのワークショップを実施し、多くの子どもたちにアートと触れ合う体験を提供しました。

《プリントデザインからはじまるモノづくり》

テキスタイルデザイナー・シミズダニヤスノブ氏によるワークショップ。
各自持参した服や生地に、JUBILEEオリジナルのパターンのシルクスクリーンプリントを体験。古くなったTシャツやパンツなどが、シルクスクリーンにより新たに再デザインされ、自分だけのオリジナルのお気に入りの一枚を制作しました。

《プロのスケッチ道具を使って、車のデザイナー体験》

現役のカーデザイナーが、コピックというペンを使って車のスケッチを教えてくれるワークショップ。最初に講師から色の使い方や光沢感を表現の仕方などのデモンストレーションがあり、用意されたベースの下絵に好きな色を塗りオリジナルの車を描いたり、紙製の白い車の模型に色を塗ったり、窓やライトなどを描いたりするデザインワークショップを実施しました。協力:株式会社G-Too。

《和紙や色紙、雑誌、切り貼りして、自分だけの アートうちわ作りワークショップ》

同年自由ヶ丘駅前の再開発に伴い設置された仮囲いのアートラッピングを担当した現代アーティスト奥山帆夏を講師に迎え、自由な発想で、ものづくりが苦手な子も気軽に楽しめるうちわ作りのワークショップを実施しました。雑誌の切り抜きやデザインの可愛い紙などを切り取り、うちわに貼り付けるため難しい行程はなく、親子で楽しく参加でき、参加者は完成したうちわを手に自由が丘マルシェを散策しました。

【開催日時】
2024年5月25日(土)、26日(日)

【開催場所】
自由が丘駅前ロータリー広場内

【アーティストプロフィール】

シミズダニヤスノブ
多摩美術大学テキスタイルデザイン専攻卒業。 2004年~2008年多摩美術大学テキスタイルデザイン研究室副手として勤務。2008年から「プリントデザインからはじまるモノづくり」をコンセプトにオリジナルのテキスタイルを使ったブランド『JUBILEE』を始める。2017年フリーランスのテキスタイルデザイナー3名で株式会社pole-pole設立、共同代表。
多摩美術大学(2012~2016)、文化ファッション大学大学院(2015-2018)、長岡造形大学(2016~)、武蔵野美術大学(2020~)、名古屋芸術大学(2020~)にて非常勤講師。
オリジナルのテキスタイルプリントを製作するだけでなく、衣装制作、空間ディスプレイ、企業とのコラボレーション、ワークショップなど、日々活動の場を広げている。著書として「テキスタイル&ソーイング」(文化出版局)がある。

サトウトモアキ
多摩美術大学卒業。某車メーカーの現役デザイナー。 大の車好き。

奥山帆夏
東京藝術大学の修士課程修了。
札幌出身、東京を拠点に活動。 生まれ育った土地や日常をモチーフとし人々の心情に寄り添うものを描く。 現在、自由ヶ丘駅前の仮囲いアートラッピングを担当。